生化学スピッツ 生化学(せいかがく)は生命現象を化学的に調べます。つまり血液検査で血液を化学的に分析して健康状態や病気の程度を調べることをいいます。 ・抗凝固剤:生化学は固まった血液で検査しますので血を早く固めるための凝・・・
「採血・注射」の記事一覧
採血 血管の見つけ方
採血の部位は? ①尺側皮静脈 まっすぐな走行の血管が多く刺しやすい ②橈側皮静脈 外側なので固定しにくいがまっすぐな血管が多い ③肘正中皮静脈 ここが一番よく採血しやすい。血管が太く固定しやすく採取しやすい ④正中皮静脈・・・
ANP、BNPとNT-proBNPの違い
ANPとBNP、NT-proBNPの違い、使い分け 3つはすべてホルモン ・ANP:心臓の心房で合成・貯蔵され、血中に分泌されるホルモン ・BNP:心臓の心室から分泌されるアミノ酸からなるホルモン ・NT-proBNP:・・・
NT-proBNPの採血管はうす紫色の血算
NT-proBNPとは? ・平成26年より検査項目として加わった比較的新しい検査項目です。 ・BNPと同じくBNP前駆体から分解されて生じるホルモンです。 ・心不全患者で著明に上昇し、診断精度もBNPと同等かそれ以上と評・・・
HANPの採血管、基準値、上昇・低値の疾患について
HANP(ヒト心房性ナトリウム利尿ペプチド)とは? ・HANPは、主として心臓の心房で合成・貯蔵され、血中に分泌されるホルモンです。 ・利尿作用、血管弛緩、レニン・アルドステロン分泌抑制、循環血漿量減少など多彩な作用をを・・・
クロスマッチ(交差適合試験)のやり方、スピッツの色
血液型検査とクロスマッチは、赤血球を使用して検査します。そのため遠心分離後に赤血球が分離剤の下になってしまう「分離剤入り採血管」は使用しません。 最近では自動血液型判定機(抗凝固剤入りのスピッツの全血を用います)の導入に・・・
日本麻酔科学会推奨のキシロカイン限度量(極量)とは?
麻酔の効果をよくするために麻酔の量を増やせばいいものではありません。 麻酔が効かないからといって量を気にせず使っていいわけではありません。患者さんが局所麻酔などで痛がっている場合どんどん痛み止めであるキシロカインを追加し・・・
BNPの採血管はうす紫色の血算,基準値、心不全のマーカー
BNPとは? BNP(ヒト脳性ナトリウム利尿ペプチド)とは、心室から分泌されるアミノ酸からなるホルモンです。 BNPの役割、はたらき そのホルモンの役割としては… ・強力なナトリウム利尿作用 ・血管拡張作用 ・・・
採血で溶血(+)と混濁(1+)になる原因
溶血とは? 「溶血(ようけつ)」って高校の生物の授業でも習いましたね。 溶血とは、赤血球が壊れている状態です。つまり細胞の体積が増えすぎると赤血球の膜が破れて、中のヘモグロビンが流出する事を言います。 そのため検査結果は・・・