足底筋膜炎になった経緯

マラソンを始めたのはいまから約3年前のことで、社会人になり学生の頃の体重と比べて
「これではいけない!!」
と思ったことがきっかけです。
ダイエットで効果的なのはランニングであり、有酸素運動が効果的でダイエットの王道でしたので迷わずランニングし始めました。
走るタイミングとしては、朝仕事に行く前です。
朝は8時30にはいかなければならないので8時には家を出る必要があります。
そのため、シャワーを浴びて、化粧して、髪を乾かす時間も入れて朝は5時から走り出し10キロ〜14キロ走りました。
それを4ヶ月続けてきたあたりから異変を感じ始めました。足の裏が突っ張るような違和感を感じて来たのです。
最初は違和感だけだったのですが、そのうちに「足の裏が痛い」「足の裏あたりが骨折もしくはひびくらいは入った」と思いました。
「足の裏が痛くて走れない」という風にどんどん症状が悪化していきましたが…走り続けました。笑

最終的に足をかばうようにして歩かなければ痛みを感じるようになったので、私は看護師で病院に勤めているので整形外科の先生に診てもらったところ「足底筋膜炎」と診断されたのでした。

足底筋膜炎の対策と治しかた

足底筋膜炎との診断を受けて、私なりに行った治し方について紹介します。
まず、医師からは「痛いと感じる行動を控えたら治る」と言われたので普通に歩いても痛みを感じる内はトレーニングも控えて、処方された湿布を張って安静にしていました。この安静にした期間は結構長く、2週間~3週間くらいはトレーニングを一切しませんでした。
実は東京マラソン前でしたので、マラソン大会の期日がどんどん近づいて来て、焦りましたが、「歩いただけで痛いのに走ることが出来るわけがない。」と自分に言い聞かせて逸る気持ちを抑えました。
痛みが引いてからは、テーピングを足の裏の筋に沿うように縦に張り、サポーターを足首に巻いてからトレーニングを再開しました。トレーニングについても、いきなり走ることはせずに足の感触を確かめるようにウォーキングから始めました。医師から痛みが引くまで走るなと言われていたので、ウォーキングからジョギング、ジョギングからダッシュへと段階を踏みながら徐々に元のトレーニング内容に戻していきました。その結果、最終的に東京マラソンもあまり痛みを感じずに完走できました。
この時はインソールの交換等はしませんでしたが、マラソン大会が終わって、また次の大会に出ることになってからは怖かったので新しくインソールを購入しました。

足底筋膜炎の症状は骨が折れた感じがする?

足底筋膜炎は最初は筋が張ったような違和感があり、「筋肉痛かな?」くらいに思うのですが、その違和感を放っておいて負荷をかけ続けるとその張りがどんどん強くなり、痛くて走れないというところまで行ってしまいます。
本当に「骨が折れてる!!」と思うくらいになります。
やっかいなことに走っているうちはあまり痛みを感じないので、ついつい負荷をかけて走ってしまうのですが、走り終わって次の日に一気に痛みが襲ってきて歩くことすら困難になります。私の場合は、土踏まずの辺りに痛みがあり、正直、骨にひびが入ってしまったのではないかと思いました。
足底筋膜炎の正体は足の裏にある筋の炎症ですので、炎症が収まるまでは痛みは消えません。こうなってしまうと湿布を張ったりして、とにかくその筋を使わないことしか対処法はありません。

足底筋膜炎の原因と改善

足底筋膜炎の原因は足の裏の筋に過剰な負荷がかかってしまうことですが、細かな原因はいろいろとあります。
1つは、無茶なトレーニングスケジュールによるものです。長い距離を走ったら2、3日は足を休ませる、短い距離でもダッシュを繰り返したり、ハイペースで走り続けたのであれば、同じように十分な休暇をとる必要があります。大会が近いからといって体を追い込んで、ケガをしてしまうと本末転倒です。
もう1つは、走るフォームです。単純に走るといってもそのフォームは人それぞれですが、フォームが悪ければといいますか、足の裏に過度な負荷がかかるような走り方をすれば足底筋膜炎になります。もちろん、ひざに負担がかかる走り方をすれば膝を痛めるでしょう。なので、なるべく負荷が体全体に均等にかかるようになることを意識して走ることが重要です。疲れるほどフォームが崩れて来るので、疲れている時ほど意識することが大事です。

足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎とは、体からの強烈なメッセージだと思います。よっぽど足を酷使しなければ足底筋膜炎になることはありません。
そして、足底筋膜炎になるにはなるだけの原因があります。足底筋膜炎になるということは、体が「走りすぎだよ。もう足を休めた方がいいよ。」「走り方が悪いよ。」というメッセージを痛みとして届けてくれているのです。
私も足底筋膜炎になり、その痛みに悩まされ、走ることができない期間がかなり長かったので、精神的にもつらい思いをさせられました。なので、完治した後は二度とこのような思いをしないようにと出来るだけのケアをしながらトレーニングをすることにしています。足底筋膜炎という体からのメッセージを真摯に受けとめて、対処したからこそ大会にも参加出来て、無事完走出来たのだと思っています。
体のケアしっかりしてランニングはしましょう!!