看護師の私が肋間神経痛だった体験談

突然右の肋骨のあたりがチクチク痛むようになりました。痛み自体は我慢ができないほどではないのですが、しばらく違和感とともにチクチク続きます。咳がでたり呼吸が苦しくなることはないですが、どうにも治まらないので肋骨をたたいたりしていました。
深呼吸をしたり、少し前傾姿勢になったら一瞬治まるのですが、またしばらくすると痛むようになったりします。
また、痛みはチクチクではなく、キューッとつかまれたような痛みのときや、鈍痛の時もあります。毎日ではなく、私の場合は心配事や緊張することがあると特に症状がでました。ストレスによる肋間神経痛と診断され、できるだけリラックスするように言われましたが、それができなくてまたストレスになりチクチク痛むのを繰り返していました。湿布をはってもただ冷たいだけで痛みが引くことはなく、冷えも肋間神経痛にはよくないと聞いたのですぐにやめました。
漢方薬も効くと聞きましたが、たくさんありすぎてまたお金もかかるので試しませんでした。
気が付くと最近そういえば肋間神経痛起きないなという風に、いつの間にか症状が出なくなりました。でもまた3か月後に急に痛みがきたりして、久しぶりにきたなーという感じで付き合っています。
今は頻度もだいぶ空くようになってきましたが、またストレスがたまると出てくるんだろうなという感覚はあります。

肋間神経痛の症状とは?

主に胸の横、肋骨のあたりチクチク痛む、キューとつかまれるように苦しくなる、鈍痛が続くといった違和感などがあります。
痛みの種類も、続く長さもその時その時で変わります。一瞬痛むだけですぐ楽になる人もいれば、数分~数時間、数日まで苦しむ人もいます。大抵は胸の片側どちらかで、両側が痛むことはまれです。痛みから息苦しさを感じたり、背筋を伸ばしたりすると痛みがひどくなったり、逆に前傾姿勢になると少し楽になったりします。人によっては深呼吸をして楽になる人、逆に痛みが強くなる人様々です。その違いはわかりません。
中にはうずくまって動けなくなったり、歩けなくなるほどの激痛を起こす人もいます。
いつどんな痛みがきて、どれだけ続くのか、そのような不安な状態で長い間苦しんでいる人もいます。

肋間神経痛の原因

私の場合はストレスに限ると思います。不安なことや心配なことがあるとそればかり考えて眠れなくなるときがありました。
また、マイナスなことだけではなく楽しみのことも緊張したりすると症状がでました。その時は緊張がずっと続いていた状態で深呼吸をしたら肋骨あたりに激痛がくるときなどもありました。

肋間神経痛の主な原因は?

ストレスですが、冷え症や猫背、パソコンばかりする事務仕事など肋間神経痛を悪化させる生活習慣も原因の一つだったように思います。少しでも改善させようと温かいお風呂に入ったり、姿勢をよくしたり生活習慣も見直しました。
また、次はいつ来るのか、来ないでほしいなとかビクビクしていており、そんな時に限って症状がでて、ほらきたーということもよくありました。
気にしないようにすると、そういえば前はいつ来たっけというふうに感覚が徐々に空くようになってきました。

肋間神経痛とは?

肋間神経痛は肋間神経には
・異常がなく原因が不明なもの
病気やケガが原因のもの
二つに分類されます。

原因が不明なものについては、精神的なストレスや緊張が考えられますが、冷え症や肩こり、姿勢の悪さ、運動不足や疲労といった生活習慣が肋間神経痛を悪化させている原因であるといえます。まずは生活習慣を改善させることが治療の第一歩と言えるかもしれません。
体の異変はいわば身体からのSOSのサインです。
病気やケガが原因のものについては、肋骨の骨折やヘルニア、内臓疾患、腫瘍、ヘルペスウィルスによる帯状疱疹などによって起こると言われています。
また、骨粗しょう症によって骨がもろくなっていることも考えられます。
我慢できないほどの痛みではないがゆえに、ついつい病院に行くことをさけてしまいますが、痛みが長期間続いたり、激しい痛みがたまに襲ってきたりする場合はただのストレスではないかもしれません。整形外科や内科を受診することをお勧めします。
また、睡眠不足も大敵ですのでまずはよく食べ、しっかり寝ることも大切です。
いづれにせよ身体の痛みはサインです。自分では大丈夫だと思っていても身体はそうではないと教えてくれています。ですから、肋間神経痛の症状が出た時には自分は今疲れている、イライラしている、ストレスがたまっていると自覚して心をまずは休めるように深い呼吸を意識的にするようにしたりリラックスする時間をとるようにしてください。お風呂で好きな香りのする入浴剤を使い体も心も休めることなどしてみてください。