ネフローゼとは?

ネフローゼ症候群とは、足のむくみの症状がでる場合が多い疾患で「尿の中に大量のたんぱく質が出てしまうので、血液中のたんぱく質が減少し、浮腫、血液中のコレステロールなどの脂質の値があがったりします。小児から高齢者までかかる可能性のある病気です。治ったとしても再発すすることもあります。

ネフローゼの原因

成人ネフローゼ症候群の診断基準は、尿蛋白3.5g/日以上(随時尿において尿蛋白/尿クレアチニン比が3.5g/gCr以上の場合もこれに準ずる)が継続し、血清アルブミン値が3.0g/dL以下に低下することである。このうち、原因疾患があるものが二次性、明らかな原因疾患がないものが一次性ネフローゼ症候群である。なお、膜性増殖性糸球体腎炎(MPGN)については、一次性膜性増殖性糸球体腎炎の概要も参照すること。

ネフローゼの4つの症状と診断基準について

ネフローゼ症候群は4つの症状があって、子どものネフローゼは小児ネフローゼん症候群の診断基準があって、治療における症状変化チェックしていくこととなります。これは健康段階により表れる症状が変わってきて、健康段階において看護師が注意しなくてはならない症状について説明します。ネフローゼ症候群の急性期は貧尿期で高度の蛋白尿が起きることにより低アルブミン血症で血栓症などの症状に注意しましょう。元気がなかったり不機嫌など症状がみられることもあります。夏の時期などは急激な腹痛や血圧低下など見られるネフローゼが起きやすくなっていて、血圧低下が見られれば早期対処が必要に。治療進めば利尿が増えてきて浮腫が軽減しますが、脱水は注意しましょう。

成人の診断基準

・低蛋白血症・・・血液中の総蛋白の量が6.0g/dl(アルブミン3.0g/dl)以下
・蛋白尿・・・1日の尿中の蛋白の量が3.5g以上
・高脂血症・・・血液中のコレステロール値が250mg/dl以上
・浮腫がみられる。

小児の診断基準

国際基準の診断では、蛋白尿については尿を1日貯める検査が必要になりますが、子どもの1日の尿を貯めるのは難しいと思います。

簡易な厚生労働省の診断基準を用いても良いとされていますので、ここでは厚生労働省の診断基準を記載します。

・蛋白尿・・・早朝の最初の尿に蛋白が300mg/dl以上みられることが3~5日持続する。
・低蛋白血症・・・学童期と幼児の場合は血液中の総蛋白が6.0g/dl(アルブミン3.0g/dl)、乳児の場合は5.5g/dl(アルブミン2.5g/dl)以下である。
・高脂血症・・・血液中の総コレステロールの値が学童期250mg/dl以上、幼児は220mg/dl以上、乳児200mg/dl以上である。
・浮腫がみられる。

ネフローゼ症候群の種類

・初発時より6カ月以内に2回以上,あるいは任意の1年で4回以上のネフローゼを再発する場合:頻回再発型ネフローゼ症候群
・ステロイド治療中あるいはステロイド中止し、2週間以内に2回連続再発する場合をステロイド依存性ネフローゼ症候群と呼ぶ

ネフローゼ治療の薬剤|完治はするのか?

ネフローゼの治療薬はステロイドが使われていてプレドニゾンではなくプレドニゾロンを用いますが、寛解期はその離脱症状に注意が必要です。,あるデータで最初の4週間連日投与中に完全寛解が得られない例の多くは8週間経過しても
完全寛解が得られないことが多いことから,現在では,4週間の連日投与を終了した時点でステロイドに対する反応性を評価していきます。これに対してステロイド治療のほとんどは一生続かず、5年間再発しなければ9割の患者は完治するといわれています。それまでの5年という月日は子には気が遠くなるぐらい長い時期でしょう。脳塞栓はいろいろな要因で、脳の血管が梗塞することで必要な栄養が運ばれず、その血管支配する領域の脳組織が機能障害を起こしてしまうこと。一般にみられるのは感覚障害やめまいなどで脳患部につながる血管が梗塞してしまうと、意識障害が起きて命に係わることになります。脳梗塞の治療で抗血栓療法など内科的治療が用いられたりすることが多いです。血栓溶解療法は脳梗塞発症から3時間内、かつ病院にベテラン医師がいて適切設備があるところならできる治療です。うまくいくと後遺症がほとんどなく社会復帰もできます。看護師は脳梗塞患者が転ばないように注意する必要があって、患者は片麻痺を起こしてしまうことがあります。急性期の脳梗塞患者は自分の状況を受け入れきれない患者が多く、麻痺に対し悲観的患者が多くてマヒになったことは何かの間違いと思ってマヒしてるのに立ち上がったりする患者がかなり多いです。なので転倒予防で環境整備は重要なのです。

*寛解は症状が一時的にでも消えたり、安定したりすることを意味していて、
完治は、病気が完全に治ることを意味しています。