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個人情報保護法が2005年に施行されてきて以来より、近年ますます個人情報の扱いについては厳しくなってきているのが現状である。

しかし、医療行為の間違いや面倒なシステムでは、医療ミスが増えてしまっては逆効果である。

そのため、病院ではあらかじめ「個人情報」の取り扱いについて規定している。

・外来では人物誤認を防止するため、名前を呼び出しによる確認
・病棟では安全性を確保するため病室への名前表示とベッドネーム
*また、ベッドネームを非表示にしたい場合は病院側に相談することになって
いる場合が多い。
・家族でさえ、患者の問い合わせに答えられないことになっている
などがある。

以上は、一部である。
ここであげられる個人情報からみても、名前を非表示にしてしまっては看護師はダブルチェックをやるなどとして患者の取違いには十分注意しているだが、ベッドネームがないことや、患者呼び出しで名前の呼び出しが禁止になっては、こういった患者取違いは増えるかもしれないというおそれがあるからだ。

そこで、要望により個人情報保護に制限がある場合の記録もおさえておきましょう。

2017年12月3日
10:30 ベッドネームの非表示および面会制限について要望あり。医療者間で共有の必要があるため記録に残すことの了承を得る。
理由として、娘に入院してことを知られたくないとのこと。面会者は、息子〇〇様のみ。                看護師〇〇