ネブライザとは、噴霧器または吸入気のことである。
ネブライザによってつくられる粒子の大きさによって気管、肺まで到達する。
例:トップ超音波式ネブライザー  TU-N100
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種類

ネブライザには、ジェットネブライザと超音波ネブライザがある。
・超音波ネブライザは、肺胞・細気管支へも着床可能な1〜0.5μm前後のエアゾルを多量に発生できる。

・ネブライザによってつくられた粒子の大きさによって到達する部位が異なるので、患者の目的部位、病変部によってネブライザを正しく選択する必要がある。

目的

・気道の清浄化・絨毛運動の促進
・換気の改善・呼吸状態の改善

適応

<加湿療法>

鼻閉で口呼吸している場合
上気道の炎症がある場合
痰喀出困難な場合(痰の粘稠度上昇)
酸素、麻酔ガスなど乾燥ガス吸入気
上気道バイパス(気管内挿管、気管切開など)

<エアゾル療法(ネブライザ療法)>
・気管切開患者の気道の加湿から末梢気道病変(びまん性汎細気管支炎)をもつ患者まで、適応の幅は広い。
観察項目
呼吸状態、顔色の変化はないか
悪心、頭痛、呼吸苦などはないか
特に気管支拡張剤を使用している場合、副作用の有無を確認する
注意
・必ず滅菌蒸留水を使います。水道水でも可能ですが、無菌操作が好ましいとされるために、滅菌蒸留水のが良い。
・薬液には苦味があるため食欲不振や味覚の変化・悪心を招く可能性があるために、食前食後の使用は避ける。

 

家庭用ネブライザー

例:オムロン

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