クロルヘキシジンとアルコールと共通点

  • 皮膚に対する刺激性はどちらも低い
  • 殺菌力は細菌に対しては基本的に同じ
  • 比較的、安定していてどちらも使いやすい消毒薬

クロルヘキシジンとアルコールとの違い

消毒の即効性がない

・クロルヘキシジンはアルコールに比べて消毒してもすぐ効果がなく即効性がありません。
そのため、消毒の際に「少なくとも30秒は消毒してから待つ」必要があります。

アルコール禁止患者に使える

中水準消毒薬と低水準消毒薬

アルコールは、中水準消毒薬でHIVなどのエンベローペでも有効で
クロルヘキシジンは、低水準消毒薬でHIVなどのエンベローペでも無効で、芽胞はどちらも不適応です。

綿などに吸着してしまう

・クロルヘキシジンは綿などに吸着します。そのため、綿球や脱脂綿に浸した状態の場合は乾燥していないか注意します。
→クロルヘキシジンの成分だけ吸着され、消毒濃度が薄まってしまい消毒の効果がなくなる危険性があります!

*消毒用綿球に使用するクロルヘキシジンは綿球の倍量程度使用しひたひたくらいになるくらいがよい!

・高温に長時間避ける

・微生物汚染しやすいため、アルコールを加えるとよい。
ポビドンヨードやアルコールを含浸した綿球やガーゼが、使用中に微生物汚染を受ける可能性はない(ドロなどの混入による芽胞汚染を除く)。

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