ステリクロンという名の由来はSterilize(消毒する)とクロルヘキシジングルコン酸塩からステリクロンという名がついた消毒液です。

ステリクロンW液とR液の違いは?

この2液の違いは色の違いと非イオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)が混ざってあるかないかの違いです。

ステリクロンW液

ステリクロンW液は有効成分(クロルヘキシジングルコン酸塩)のみで構成された無色澄明な消毒液で、White(無色の意味)の「W」。

ステリクロンR液

それに対し、R液は非イオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル)と赤色2号が添加された消毒液で、Redの「R」。

ステリクロンW液とR液の使い分け

W液とR液では適用範囲が違う

この界面活性剤のはいっているかいないかによりW液とR液では適用範囲が異なります。

ステリクロンW液

・結膜のうの洗浄・消毒(0.05%以下)
・産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器の皮膚消毒(0.02%)
の適用があります。

ステリクロンR液

結膜のう、産婦人科・泌尿器科における外陰・外性器は適用範囲ではないため使うことはできません。
それ以外の適用範囲は同じです。

R液は界面活性剤が添加されているため、それ自身が持つ性質(乳化、浸透、分散、洗浄、起泡等の作用)を高く、殺菌力を高いです。