院から美容外科クリニックに転職した理由と転職した経緯について
私が病院から美容外科クリニックに転職した理由について、お話しさせて頂きます。私は専門学校を卒業後すぐ、系列の病院に就職しました。脳神経外科、神経内科だったせいか、想像以上に介護業務の嵐、時間との戦い、残業4時間は当たり前、休日にも病院から電話がかかってくる。先輩達のストレスのはけ口にされる下っ端。こんな毎日にもう身体も心も疲れ果てていました。休日も何にも楽しめない、眠れない、食欲も出ない、こんな日が続きました。こんな自分に看護されている患者さんに凄く申し訳なくなりました。1年目を過ぎた頃、後輩も出来、少しは慣れてきた看護師の仕事でしたが、将来の自分は想像できませんでた。結婚して、子供ができて、少し経ったら仕事復帰して、なんて全く考える事ができませんでした。そんな毎日の中で同期からちらほら転職の話が出だした頃、私も求人サイトを覗くようになり、毎日探すのが病みつきになりました。たまたま通っていた美容外科クリニックの求人を見た時、まず給料の高さに驚きました。そして、求人には”夜勤も残業なし。美容の知識も勉強できる!働きながら綺麗になれる”というワードがすごく多く魅力を感じましたが、半信半疑。でも確かに通っていた美容外科クリニックのスタッフは看護師含め華やか、綺麗、余裕がある雰囲気だった事を思い出し、もしかして本当にそうなの??と本気で美容外科クリニックへ転職を考え出しました。意を決して師長さんに退職希望を伝えました。しかし退職希望を伝えても全く取り合ってもらえず3〜4回面談がありました。ようやく師長さんが了承した後今度は、何度も看護部長に呼び出され、辞めないように説得されました。毎回呼び出されていく間にもう辞める方がめんどくさいかもしれない、こんなに止めてくれる人が居たのは感謝すべき事なのかもしれないとも思い始めました。が、しかし!この毎日のしんどさから抜け出したいという気持ちと、病院から美容外科クリニックに転職した人のクチコミやブログを読むたびに転職したい気持ちが強く固くなっていきました。そしてようやく退職が受理され、無事退職に至りました。私は辞めてから看護師求人サイトに登録して色々紹介して貰いました。紹介してもらった中には病院含め、美容外科クリニック以外のクリニックもありました。美容外科は個人クリニックは無く、大手の美容外科求人がちらほら。その中で凄く惹かれたのが、新規オープンの美容外科クリニックでした。新規オープンだから、上下関係もなしとのこと。一からクリニックを作り上げていける。先生から、直接技術が学べると。そして面接を依頼しました。面接をしてもらった院長は”経験や、美容知識も無くても今から勉強してもらえたら大丈夫。新しいクリニックを一緒に盛り上げて欲しい””クリニックでは好きな制服を選んでいいよ””勤務中での空き時間は好きなことをしていいよ”と言われ、甘々な面接でびっくりはしましたが、院長の人柄に惹かれました。そしてここでは自分のペースで、また看護師として心機一転頑張っていけるんじゃないかとと素直に思うようになりました。そして運良く採用をもらい、病院から美容外科クリニックに転職しました。
美容外科クリニックのよいところ
①業務内容は手術介助、レーザー照射、点滴、注射などで空いた時間に看護師同士でレーザーなど当てたりしていました。②転職して困ったことは私の場合は新規オープンだったので、体制もマニュアルも自分で作らなければなりません。また、掃除や洗濯、看板出しやゴミ捨て、薬品の発注など、今まで病棟では殆どしてなかった雑務が増え、幅広い事が看護師の仕事になるんだと感じました。③転職してよかったことは体調が良くなった事です。荒れてた肌もみるみるうちに綺麗になりました。④人間関係についてはクリニック毎に違うと思いますが基本そこまでギスギスはしてません。いざこざもありません。クリニックによって色があり、そこの雰囲気に自分が合えば勤めやすいと思います。⑤病院勤めの魅力は臨床でのスキルがつく事だと思います。ただ、美容外科クリニックでは美容も接客スキルが身につきます!⑥金銭面・残業について、私のいたクリニックでは売上によってボーナスが出ました。また残業は月に1時間程度でした。⑦院長については私のクリニックの院長は穏やかで優しいタイプだったので、スタッフもギスギスせずクリニック全体の雰囲気が穏やか、患者様からも良くアットホームで暖かく感じると言われていました。
病院のよかったところ
私が以前勤務していたのは脳神経外科で、病院での①業務内容はバイタルチェック、更衣、食事、入浴、排泄の介助、輸液管理などをしていました。1病棟に看護師は30人程度、年齢層は幅広かったです。最新の医療情報が入ってくる事や休んでも迷惑はかけますが代わりがいる事、必ず決まった月に賞与があるところ、病棟移動があるところ、大勢の同期がいるところが②病院勤めの魅力だと感じています。病院の③人間関係について、忙しい毎日の中で下っ端は先輩達のストレスのはけ口の時も日常茶飯事でした。理不尽な事で怒られるなんて当たり前。また子供さんが居る方はどうしても残業しにくい事が多く残業せずに帰った後の仕事のしわ寄せが周りのスタッフにきて仕事量が多くなるなんて事がざらでした。その不満から人間関係が悪い時もありましたが、病棟によってはスタッフ同士で旅行に行ったり、など人間関係は比較的仲が良い病棟もありました。④金銭面・残業について、金銭面はしっかりお給料は貰えるので、安心です。ただ、夜勤も残業も含めた給料。毎日のハードな仕事量には全く見合わないと感じていました。残業は毎日平均4時間でした。また前の職場での残業がつくかどうかは師長さん次第。3年目までの看護師は仕事ペースも遅い為に残業深刻してもまともに取り合ってくれないなどがありました。
病院と美容外科クリニックで看護師として働くことの違い
病院では、病がある人の看護ですが、美容外科クリニックでは綺麗になるためにのお手伝いと私は感じています。病院と美容外科クリニックの違いは給料、勤務時間、勤務日がまず違います。病院の給料は手取りで夜勤も、残業代もついて25万円程度。勤務時間は8:30〜(事前の情報収集や準備で30分前にには出勤してる人が多数でした。)でした。そして美容外科では10:30〜開始19:30終了、休みは平日一回と土日どちらか一回あり、週休2日でした。業務内容も含め美容外科では接客業、サービス業に近いような気がします。コミニケーション能力は必須です。今まで以上に言葉遣い、話し方など接遇面などを勉強があります。看護師が施術メニューを勧誘して、契約に結びついた分が給料に反映したり病院では考えられない事もあります。美容外科では1人の患者様をもてなす気持ちで対応します。
病院と美容外科クリニックで働くにはどっちがよかったかと思うか?
病院と美容外科クリニック働いて見て、マニュアルは病院の方が多いです。ただ、大手の美容外科クリニックを経験した友人曰く、美容外科クリニックの方が看護師業務以外のマニュアルが多いとも聞きました。
福利厚生は美容外科クリニックもしっかりあります。私のクリニックでは福利厚生として院長が無料で施術をしてくれるというのもありました。人間関係は病院ほどギスギスして居ません。時間あるときは患者さまから頂いたお菓子など食べながら、雑誌を見ながら雑談。などありました。給料面はクリニックの方が低いですが、夜勤も残業もせず忙しさも考慮するなら全然妥協できる範囲です!また、頑張れば売上に繋がり、それがお給料として反映される事もありますので頑張り次第です。また大手美容外科だと、ある看護師も月の給料が100万円とゆう話も聞いています。本当に頑張り次第です。残業も殆どないので仕事終わりに習い事や遊びに行ったりできます。病棟で働いていた時は考えられなかった仕事後の生活や、将来の自分。心の余裕をもち、人間らしい生活を送れているのは美容外科クリニックで働いていた時です。結果私の場合は美容外科クリニックで働く方が良かったです。