関節リウマチは、原因不明の病気で、免疫の異常により関節を包む滑膜に炎症が起こり、それが増殖して骨や軟骨を破壊し骨が変形して歩行など何もしていなくても痛みを感じたりします。

関節の構造をしりなぜ関節がリウマチになるのかを考える


人の体には全身で68個の関節があります。その構造をどれも共通しています。
関節とは骨と骨をつなぐ部分で、この骨と骨が直接ぶつからないように、わずかな骨と骨の隙間(関節腔)には粘りのある関節液(滑液)で満たされ、骨の先を弾力のある軟骨が覆ってクッションの役割を果たしているのです。
軟骨は水を80%も含む弾力のあるやわらかい骨で、コラーゲンという繊維成分を含み強さを保っています。

関節リウマチの症状とは?

もっとも知られているのは”朝のこわばり”です。
こわばりとは、寒い日に手がかじかむと手に力が入らないような感じをいいます。
リウマチは初期のうちに適切な治療をする必要がありますので、初期症状のうちに医師の診断をされることが重要です。

初期症状

多くの患者は、慢性関節リウマチは非常にゆっくりと進行していくため最初に治療せずにいる病院の受診をしたときにはすでに関節が変形している方も少なくないのでしっかり初期のうちに治療をする必要があります。
また、初期症状はリウマチだとはっきりしない症状とはっきりした症状に分かれます。そのため、リウマチだと思わない方も多くいます。
病気ではないと思われる方もいるので
・患者や自身が家族・親戚にリウマチがいる
・関節が痛み、第二第三関節が痛み、第一関節は痛まない
ということであればリウマチの可能性が高いのでしっかりとリウマチと診断され治療方針をすすめて行く必要があります。

リウマチだとはっきりしない症状

・食欲不振
・倦怠感
・微熱がある
などの全身性のはっきりしない症状が続きます。

リウマチだとはっきりした症状

特に朝、手指や全身の関節がこわばり関節に力が入らないが動かす内にもとに戻るという症状だとリウマチの前兆である可能性が高いです。

リウマチのこわばりの特徴

リウマチの手の疑いのある老人
・朝のこわばりが15分以上続くのが1週間以上つづいている
・最初は小さな関節から腫れやこわばり、痛みが手首や手足の指の関節や膝関節など。特に手指の第二第三関節が多い
・大きな関節から始まることもあり、膝関節や肩関節から
症状がで始めるという方も多いです。
・初期の手指などの腫れ方は「紡錘型腫脹」
*紡錘型腫脹とは…炎症を起した関節の回りだけが腫れ、指でいえば第一関節と指の付け根は腫れないが第二関節だけが腫れることを指の形が糸巻きに似ているからこう呼ばれています。

・複数の関節が同時に、そして左右対照に起こるため、片側だけ痛むという方はリウマチとは考えにくいです。
・最初は一箇所でも、次第に他の関節にもリウマチは広がっていきます。
・動いたり体重をかけると痛む
・とくに朝に痛み、動いているうちにやわらぐ傾向がある
・症状は慢性的に続く

初期症状が過ぎてからはリウマチの症状と特徴的になる

・リウマチはゆっくり症状が進行するため時間をかけて全身の関節に炎症が広がっていきます。
そのため、初期で気づかないと全身の関節が変形は症状が重くなってしまいます。

リウマチになりやすい関節とは?

・指関節
手はもっとも多いリウマチの発症部位です。
・膝関節
日本人は特に多いのが膝関節。
・頸椎
上から一番目、二番目の頸椎が亜脱臼を起しやすい。脊髄を圧迫すると神経障害につながるおそれがあり生命の危険にもつながる。
・肘関節
曲がったまま伸ばしにくくなる
・股関節
手や膝などよりおかされにくいが、炎症が起きると痛みが激しく歩行困難になりやすい
・その他
顎関節、胸鎖関節などにも炎症が起こることがある。顎関節の炎症が進むと口が開きにくくなる障害がある

リウマチで痛い理由とは?

初期には関節の滑膜の炎症による痛みだけであったのが、関節が破壊されていくのに伴い、
・血流が悪くなって痛む
・筋肉が不自然に引っ張られるために筋肉痛
などを起すことがあります。
低温、高湿度、低気圧で症状が顕著になるとも言われます。
 

リウマチ患者の全身の症状

・リウマトイド結節(皮下結節)
皮下結節は、皮膚の下にできる痛みも痒みもないこぶのような「しこり」のことで痛みはありません。
特に肘関節や踵、膝の関節の外側の皮膚の下に骨があって直接外部から圧迫されることの多い部位にこぶができやすいです。
また、大きさ様々であり、硬いしこりもあれば、軟らかいしこりもあります。
・全身の倦怠感
全身のだるさや疲労感を感じやすく、炎症がひどいと微熱症状も伴うことも多いです。また、倦怠感にyり食欲不振で体重減少することもあります。
・血管の炎症
血管壁を破壊するという炎症が起き、全身に栄養や酸素がいかなくなるため潰瘍が出来たり神経のしびれや痛みなど、血管の壊死や梗塞をもたらし臓器にも影響がでてきてリウマチ自体の治療が難しくなっていしまいます。そのため血管の炎症が重いタイプは「悪性関節リウマチ」とされ国が難病指定されています。悪性関節リウマチは関節リウマチ全体の0.7~1%で出現率は低いがなくはないのでしっかり症状を見ておく必要があります。
・肺の炎症
胸部X線、肺機能検査でも血管の炎症を確認されたのち、胸膜炎(肋膜炎)、間質性肺炎となることがあります。胸膜炎となると肺に水がたまり発熱、胸痛、咳症状が現れます。間質性肺炎は肺の間質という大事な部分に炎症が起こるため、動くと息切れがする、呼吸が苦しい、進行すると肺繊維症となり肺の機能うまくはたらかなくなります。
・心筋炎、心膜炎
心筋炎、心膜炎になることがあり、 心臓の筋肉部および膜部が血管から障害されて炎症を起こし、動悸、息切れ、胸痛、不整脈、胸痛、ショック、心不全などに至ることもあります。

・目の炎症
眼球を包んでいる一番外側の強膜(白目の部分)が炎症が現れ、結膜が充血し、さらに症状が進行すると痛みも増大し最悪視力障害が起きてしまいます。
リウマチが進行しれくるとシェーグレン症候群を合併し涙腺が炎症をおこし眼が乾燥しゴロゴロします。
シェーグレン症の症状としては唾液腺や耳下腺にも炎症が起きるため口が渇いたり虫歯になりやすいです。耳下腺の炎症などがでることもあります。
・貧血
リウマチ自体の原因がわかっていないこともありなぜリウマチの患者が貧血になる理由はわかっていないです。
関節リウマチの症状の軽快とともに改善する。
しかし、リウマチ患者の半分ちかくの患者は貧血になるともいわれています。

■関節リウマチで起こる関節変形

骨の破壊や癒着が進むと手指や足指に慢性関節リウマチ特有の関節変形が起こります。
関節リウマチで起こる特徴的な関節の2つの症状
①「拘縮(こうしゅく)」…皮膚、神経、関節など関節外の組織が癒着などが原因で、関節可動域が制限される症状となることをいいます。
②「強直(きょうちょく)」…骨と骨が関節内では可動しやすいように少し間がはなれているものが、変形と炎症によって癒着してしまい、最悪の場合可動域を失ってしまう症状です骨と骨がくっついてしまった状態になりやすいです。
また、関節の症状が進むに従い関節と関節の間の筋肉が衰えていきます。

<手指の変形>
・スワンネック変形
・尺側偏位(しゃくそくへんい)
・Z型変形
・ボタン穴変形

<足指の変形>

足指の関節は滑膜が少ないため手指よりも変形が軽い事が多いです。
・外反母趾
・わし爪趾変形

30~50歳代の女性がリウマチになりやすい

リウマチになりやすい患者の特徴は以下です。
・30~50歳代
*10歳代や20歳代での発症もあります。
*また、60歳以降に発症する方もいます。
・女性に多く、男性の約4倍と性差があります。
・年間1万人が新たに発症するとされています。

リウマチかどうか血液検査でわかる?
 ①関節リウマチかどうか特異性のある血液検査項目
・RF(リウマトイド因子)
リウマチの陽性率が比較的高いことから、診断の有用な項目であるとされ、診断基準に用いられる唯一の血清マーカー
(血清マーカー:妊婦からの血液検査で、胎児にも遺伝的に異常があるかどうかを推定します。)
・抗CCP抗体
*関節リウマチにもっとも特異性の高い診断マーカーであるとされています。
*これが陽性であれば約95%の確率で関節リウマチであるといえます。
*2007年から健康保険の適応となりました。

 ②関節リウマチかどうかははっきりわからないが炎症性を知る血液検査項目
リウマチの症状は炎症反応であるために血液検査でも炎症反応がでることが多いです。
・CRP
炎症といえば、このCRPですね。
関節リウマチの患者さんのほとんどで上昇しています。
・MMP-3
MMP-3の高値は、増殖性滑膜炎を意味し炎症が進行していてリウマチである可能性が大きいです。この値が高ければ関節の炎症が進行し関節の隙間が狭くなり破壊する可能性が高いですので、半年後の関節の破壊を示す指標ともよばれているため重要な検査項目です。

尿検査
・リウマチの薬では腎機能の低下しやすくタンパク尿がでることが多いです。

関節のX線(レントゲン)検査
・関節の炎症反応により、関節の隙間が狭い
・骨が薄い
・骨に穴があいている
・さらに、進行が進んでいるとあきらかな関節の変形がみられます

関節リウマチ患者の治療方針とは?

関節リウマチ患者の治療方針は十分な睡眠や患者にしっかり説明をする基礎療法や原因に作用する抗リウマチ薬や、人工関節置換術などがあり、これら患者の症状に応じベストな治療法を組み合わせていきます。手術前患者は精神的不安定な状況となっていて看護師は患者の心理状態に配慮して正しい知識を提供する必要が出てきます。リハビリ期は患者は自分なりの生活スタイルがあるのを考慮して、援助を押し付けないように注意しましょう。関節リウマチはまだ解明されてないことが多いです。症状は朝起きたとき関節がこわばって疼痛が出現して、こうした症状以外に全身症状も出現して貧血などの症状もあります。治療には薬物療法もあって、非ステロイド性消炎鎮痛薬を使います。そして手術両方は手術したからと言って機能改善するわけではなく、手術により合併症が起きるリスクもあって基本薬物療法、リハビリ両方をします。そしてリハビリ療法は機能低下を防いで、生活動作高くするためにします。関節リウマチ以外に今度は関節リウマチ看護ですが、患者にはあさと天気悪いの日はつらいときで、関節の痛み、こわばりがあって自分の思い通り体を動かせないからです。痛みあればクーリングをしましょう。温める方が効果あると思ってるでしょうが、炎症起きてるときは冷やすといいという患者も多いです。