ストーマー増設前の患者本人と家族(長男)と看護師により説明がされる場面での看護記録になります。
よくない書き方
#(ストーマー)知識不足
S:「なんとなくは知ってるわよ。大丈夫」
O:肛門切断手術後、ストーマー増設術後施行となる。本人、娘にDVDをみていただく。DVD鑑賞後に理解度を確認すると苦笑しながらがら上記発言あり。
A:本人は大丈夫といっているが、ストーマーDVD鑑賞中、首を傾げたり不安な表情がみられるときがある。高齢であり、一人暮らしで、家族は遠方に住んでいるためストーマー増設後しっかりと、自己管理できるようにかかわっていく必要がある。
P:計画立案
よい書き方
#(ストーマー)知識不足
S:「なんとなくは知っているわ。大丈夫。家ではお風呂で交換したほうがいいですか。1人暮らしだけど、できるようになるか心配だわ」
O:ストーマー増設予定のため、ストーマーオリエンテーションを行う。ストーマーのパンフとDVDを本人と長男にみてもらいながら説明する。実際の装具交換の場面になると、首を傾げている。装具交換方法、入浴方法などを実際の装具をみながら説明すr。説明時長男と風呂場の大きさを確認している。説明後、ストーマーのパンフレットを読んでいる。
長男に装具交換についてどの程度の介入が可能か確認すると、長男は子供もいて、働いて、装具交換は手伝いたいが、毎日は難しく休日は手伝いたいと話される。
A:ストーマーオリエンテーション実施後、患者から具体的な質問がでている。「大丈夫」という発言も聞かれるが、ストーマー管理についての交換などひとり暮らしのため不安がある。高齢では、あるが裁縫や料理をするなどしている。DVDやパンフも真剣な様子でみて質問もいくつかされる。ストーマー管理について、自宅での管理をイメージしながら一人でできるようにサポートする必要がある。
P:患者がストーマー理解や受け入れ1人で管理できるように、段階的にストーマーセレフケア指導を進めていく。患者・長男といっしょに計画を立案する。
ポイント
・「知っている、大丈夫」と話していても、実際自分が1人で使ったことがないスートマー管理していくことは難しいと考えられるため、患者に質問はないかなど声をかけたり、交換の場面など難しい場面は丁寧に説明するなどして不安を少しでも軽減できるようにする。
・「知っている、大丈夫」と話しているだけではどこまで理解できているかが分からない。
・指導内容を具体的に記入するとよい。
・高齢で一人暮らしということもあり、家族との関わりを記入する。
・説明時に実際に使用する装具や、患者や家族があとでみかえせるパンフレットや説明用紙があるとよい。
・不安な表情や緊張した表情、落ち着かない様子などは、看護師の主観であるため具体的な患者の言動を記入する。
・ストーマーケアについて患者や家族の不安をすべてなくす必要はないが、不安を共有し、それに対しての目標を持てるようにする。
・高齢であるも、同じ高齢者でもそれぞれ理解度もADLも違うため重要な情報ではあるが、それに加えて患者のADlを記入するとよい。
・家族とせず、具体的に長男、娘、妻などわかるように記入する。
・”A”は、患者によりそいアセスメントをおこなう。ここでは、患者がどのような点が理解できなく不安であるかに対してのアセスメントをかくとよい。
・”P”はどのような計画をたてるのかはっきりなくても記入する
ストーマ増設の適用のケース
・直腸がんや肛門がんで手術より切除した場合
・大腸ポリポーシスや潰瘍性大腸炎で手術で、全部の大腸を切除した場合
・回腸、横行結腸、S状結腸を切除した場合
*一時的にストーマー増設を行うこともある
*メキシコの女市長 ギャングに銃撃され内臓破壊され人工肛門増設した画像
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