①手術記録にカウントの有無を記入
手術記録でも手術中のカウントを記入することは監査でも厳しくいわれているかと思います。
②器械リスト表
器械をくむ際に大量にコピーした器械リスト表のミニ用紙がいれておくことが多いでしょう。
これがあれば、カウントがが容易になります。
カウントのタイミング
・器械をくむ際
・手術前のカウント
・手術中のカウント
・医療材料挿入時
・体腔閉鎖前
・筋層閉鎖前・皮膚縫合前
・手術後のカウント
③台紙・ホワイトボードを利用した針やガーゼのカウント
器械出し、外回り看護師は、十分に声をかけあい、不明な点は術者に確認して何がどこに入ったかを明確にしてカウント用紙に記入します。
清潔野では器械以外のものを全て把握することが難しい場合があるので
外回りがホワイトボードに書くなどして体内に何が入っているかは確認する必要があります。器械出しは、体内に挿入される際は「〇〇が1枚体内に入りました」
などと声がけを行うこともまた術者の意識づけにもなり忘れないようになります。
④ダブルカウント
器械はリスト表を見て、二人でカウントし、針の数は台紙と照合して種類や本数をカウントします。
カウントが一致しない場合のルールはあらかじめ決めておく必要があります。
・医師に報告レントゲンをとることになっているかと思うが必ず撮影する
体内異物遺残
体内に遺残する可能性のあるものはx線に透さないものを使用します。
・手術器械
破損や不備がないかも点検します
(持針器のチップの磨耗、ネジの脱落、
ヒビ割れ、バネのゆるみ・欠損など)
・ガーゼ
・ツッペル
・タオル
・スポンジ
・針
縫合針の台紙、針付き糸のパッケージなどで照合して、針をカウントします。
全てのカウントが終わるまで捨てないことも大事です。