準備すること

⓪退職までの計画を立てる

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・余裕を持って計画しましょう。
・転職する場合は、面接日の調整や合否がでるまで時間がかかったりなどで思わぬとこでつまずいたりします。もし、転職する場合は転職先を決めてからでも退職日の決定は遅くないです。
・退職日は師長との相談により決める場合もあるので希望としてはという言い方で伝えてみましょう。
・有給休暇の消化を考慮する

未消化分の有給休暇

例えば6ヶ月間会社に所属し、全労働日の8割以上出勤した場合、10日間の有給休暇が発生したりしています。
なので、人事総務担当者などに問い合わせして有給休暇がどのくらい残っているか問い合わせてみましょう。
昔は、有給休暇を買い取ることなどできましたが最近はできないことも多いので確認してみましょう。

①就業規則をチェック

■民法上での退職は退職日の2週間前になっていること
■病院の就業規則は退職日の1ヶ月前から2ヶ月前に申しでることが義務されていること
*何年の何月に申し出た」という記録を残すことも重要です。口頭だけでは正式なものとして認められず退職できないことになりかねないです。

退職願を提出する前に自分が働いている病院の就業規則をチェックすることが必要になります

場合によっては、退職する直前まで居ずらかったり嫌みを言われたりをかんがえると内緒にしておきたい場合もありますが、シフトや人員調整もかんがえると早めがベストです。

②引き止めにあう可能性を考慮する。引き止め時のセリフを考える

・師長や看護部長の反対に合ったり、契約条件の内容を持ち出されて引き止めや退職を認めないケースなどが頻繁にあります。「今辞められると困るの。できたらもう少しだけ体制が整うまで考え直してもらえない?」と情につけこんでくる場合もありますが人生の変わることなので転職の意思をしっかり持ちましょう。
・民法では、退職を認めない行為は罰せられることになっいることも知っておきましょう。

・病院側は看護師は貴重な人材ですので辞めさせたい訳なんかありません。求人を募集してもなかなかいい人材がはいってこないのが現状だということはおわかりでしょう。その上すぐに、代わりの看護師が代役務まることなんて夜勤や指導も含めてもありえません。その人がプリセプターや役職についてたらなおさらです。
よく聞かれる引き止めの言葉
これを知っておくだけで、「あーこれ、よくある引き止めのセリフだ」なんて冷静になれ、自分の意思をしっかり伝えられるようになれたりします。
・病院にとってあなたが必要だ
・待遇を改善するからしばらく待って欲しい
・希望の仕事をやってついてもらうようかけあう
・残された看護師のことも考えて欲しい
・○○さんが育つまで待って欲しい
・あと、一年待って欲しい(そして、1年後また「もう、一年待って欲しい」といういわれるケースも多々)

引き止められた時のセリフ

・「少しだけ考えさせてください」すぐに良い文句がでてこない場合や引き止めに時間がかかる場合はこれで乗り切り、後日また「この前の退職の件でお話したいのですがお時間とってもらえますか」などと時間をつくってもらいましょう。
・わたしは〇〇のために退職・転職します
・家庭の事情もあり、今までとは違うシフト体制で働きたい
・ここにはない診療科で働きたい
・通うのがつらいところ(遠方)に引っ越すことになった
・気持ちがついていかない、体力的に辛いなど(病気なら診断書があれば尚良)
・旦那や奥さんと毎日のように喧嘩になっているなど
・〇〇の看護技術を身につけたい」と、具体的に退職・転職の理由を伝えるのもいいでしょう。
・結婚、出産するので、働き続けられない
・両親の看病や介護、子育てで働けないなど

③退職届を書く、提出のタイミング

封筒

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・表書き・裏書き・封入の作法を守ること
・書き損じや汚れ・曲がりのないよう心がけること
・白い二重封筒・郵便番号枠なし(茶封筒は白封筒より安価で、領収書や請求書を入れる、といった事務的な用途で使われるもの。退職願・退職届を入れるにはマナー違反。)
・A4用紙…長形3号(120x235mm。長3封筒とも)
B5用紙…長形4号(90×205mm。長4封筒とも)
・退職願・退職届は、縦長のスリムな封筒に三つ折りで封入するのが一般的
・封筒の書き方
場所は中央のやや上寄りがベストです。裏には、退職願も退職届も自分の所属部署とフルネームを左下に書くだけです。宛名は必要ありません。
・黒いボールペンまたは万年筆で書く
(筆ペンやマジック、サインペンは文字が目立ちすぎてしまうため、避けた方が無難です。)
・封筒には表に大きく「退職届」と書き、裏には所属部署と名前を書いて、退職届を三つ折にして入れ、封をすれば出来上がりですが、封筒に入れる前に誤字脱字がないか確認しましょう。
・封はしてもしなくても構わない(但しのり付き封筒は封をすべき)
・封をする場合は必ず「〆」マークを書きましょう。封をしない場合も、必ずフラップ(フタ)は折り曲げておくこと。
・提出するまでクリアファイルに入れておく

退職用紙

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・用紙の下3分の1を折り返します。
・次に、上3分の1を覆い被せるように折り返します。
・左回りに90度回転し、封筒(裏側を上にした状態)へ。このとき、封筒裏の右上と用紙の右上(オレンジ部分)の裏面が重なることがポイント。
・郵送封筒にそってを上側を上にして入れる

退職届の書き方

・自分の手書きのものを提出するのが一般的で、パソコンで作ったものは避けたほうがいいでしょう。
・退職届の本文は、白無地の用紙に青や黒のサインペンかボールペンで、楷書でていねいに書きます。
・縦書きが一般的で、横書きの例は少ないです。また、施設側で退職届の用紙があったりや、具体的な書き方が決められている場合もありますので確認してみてください。
・退職届は、施設を辞める最終的な意思を届出る書面で、一度提出すると原則として、撤回することができません。既に施設側と退職交渉がまとまっている場合。何を言われても退職の意志を曲げるつもりがない場合。
・退職願では引き止められてしまいそうな場合。
・一方、退職願は会社に提出しても、承認されるまでは撤回できますので、この違いをはっきり頭に入れておきましょう。少しでも波風を立てずに退職交渉を進めたい場合。退職を念頭に置きながら企業と交渉を行いたい場合
待遇や処遇が改善されれば残っても良いと考えている場合。

1.一行目の中央に「退職届」と明記
一行目の中央に「退職願」と明記

2.二行目の最下に「私事、」として書き始める
※「私儀、」としても可。いずれの場合も「、」を忘れないこと

3.三行目の頭から次の文章を記す
退職届の本文「このたび、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職致します。」
退職願の本文「このたび、一身上の都合により、来たる平成○○年○月○日をもって、退職致したく、ここにお願い申し上げます。」
※「○○年○月○日」には退職する日を記入。基本は退職交渉時に決まった日付、わからなければ退職交渉をした相手に確認。退職交渉がまだの場合は 退職交渉前に提出する場合  を参照

4.1行開けて、提出する日付と所属部署名、自分の名前を書く
退職する日付を元号で記入します。

5.自分の名前の下に認印または三文判(シャチハタのような朱肉がいらないものは不可)で捺印

6.宛名として、退職する会社の正式名称と代表者名(社長)を明記
※施設名は「(医療法人〇〇会〇〇病院)」など省略はできない
※代表者名が自分の名前よりも上に行くよう余白を調整する
※「様」を忘れずに記入
※一行目の下段に、退職届を提出する日付を元号(平成)で記入します。
*最後に、日付、名前や誤字、脱字がないことを確かめておきましょう。特に、日付については、誤りのないよう十分気をつけましょう。

提出のタイミング

・就業規則で退職届の提出日に関して指定がなかったら、法的には、退職をする際には2週間前までに職場に報告しなければならないと定められていますが、それより早い分には問題ありません。
・退職日の2週間前までということだが、2週間前ギリギリではなく、余裕を持って1ヶ月前から2週間前くらいを目安に出すようにしてください。
・看護師の場合は、翌月のシフトが出る前に退職を申し出るとみなに迷惑がかかりにくいでしょう。
・提出する相手は、直属の上司です。一般的な看護師さんの場合は、師長になります。間違っても代表者のところへ提出しに行かないでくださいね。

④転職先決めたり退職後の自分の未来を考える

1ヶ月休みをとりそれから働きだすのもいいでしょう。
転職活動をしてなんだかんだ希望の職場を吟味しながら探すとなると2ヶ月はみたほうがいいかもしれません。
面接のあとの結果がでるまでが1週間、就職先の都合で入職時期も変動するためそれも考慮しておきましょう。