か
ガーグルベースン:うがい用の受け皿
カーデックス:患者情報が一覧できる様に、記録用紙をはめ込んだり取り外しが容易に出来るビジブルブックに、まとめたもの。
外果(がいか):外側のくるぶし
カイザー:帝王切開(ドイツ語kaiserschnittの略)
外洗(がいせん):外陰部洗浄
咳嗽(がいそう):咳のこと
回転性めまい:自分自身あるいは周りが回転しているような感じのめまい
外妊(がいにん):子宮外妊娠
灰白色便(かいはくしょくべん):ビリルビン色素がないため灰白色になった便のこと
下顎呼吸(かがくこきゅう):呼吸困難のために下顎を下方に動かして口を開いて吸気する呼吸のこと
喀痰(かくたん):痰を吐きだすこと
ガストログラフィン:消化管用のヨード造影剤
ガストロチューブ:胃管(=ストマックチューブ、マーゲンゾンデ)
カテーテル:医療用の管(チューブ)
カテーテルチップシリンジ:先が円錐形になっているシリンジ(注射器)の一種
カテラン針:膝や肘などの関節腔内、心腔内、局所麻酔など体の深部に注射する時に使用される針のこと
カニューレ:酸素を吸入するため鼻腔に挿入する管
痂皮(かひ):かさぶた
カフ圧:気管カニューレや血圧計などのカフの圧
かぶる:X線やそれ以外の可視光などによってフィルムが感光してしまうこと
カマ:酸化マグネシウム(下剤・制酸薬)
カラー:頸部カラー
カリョウ:抗ガン剤による化学療法のこと
カルシウムパラドックス:肺の一部に空気が入らない状態
カルチ:癌
下部消化管(かぶしょうかかん):小腸(空腸、回腸)、大腸(虫垂、盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S字状結腸、直腸、肛門管)
看護師職位(かんごししょくい):総看護師長や看護部長、看護師長、看護係長というような看護師の職位のこと
看護補助者(かんごほじょしゃ):看護師の指示のもと看護業務を補助する人達のこと
鉗子(かんし:歯のないハサミ様の金属製医療器具
患児(かんじ):小児の患者
眼脂(がんし):目やに
眼振(がんしん):眼球振動症
肝切(かんせつ):肝臓切除
患側(かんそく):病気により障害を受けている側
肝メタ:肝臓メタスターシス
き
キープ:指示量を24時間かけて点滴注入すること
既往歴(きおうれき):患者の過去の病歴や健康状態のこと
気管切開(きかんせっかい):直接喉を切開して気管を露出させて穴をあけ気道を確保すること
気胸(ききょう):胸膜に穴があき、胸膜腔に空気がたまった状態
企業看護師(きぎょうかんごし):企業看護師とは、企業の医務室や健康管理室に従事する看護師のことで、産業医と連携しながら職員の健康診断の準備や実施、データの処理、保健指導をおこなう
起坐位(きざい):ほぼ90度の坐位
起座呼吸(きざこきゅう):坐った状態でなければ呼吸をすることができない状態のこと
希死念慮(きしねんりょ):尿比重が1.010以下の低張尿
気切(きせつ):気管切開の略
蟻走感(ぎそうかん):アリが肌の上をはっているようなムズムズする異常感覚
吃音(きつおん):言葉を発する際に詰まったり繰り返してしまう発語リズム障害のこと
吃逆(きつぎゃく):しゃっくり
ギネ:産婦人科
偽発作(ぎほっさ):心因性に起因するてんかん発作に似た発作
急外(きゅうがい):救急外来の略
吸痰(きゅうたん):痰を吸引すること
急変(きゅうへん):患者の状態が急激に悪化すること
休薬(きゅうやく):一定期間服用している薬をやめること
狭窄(きゅうさく):管腔内が狭くなって内容物が通過しづらくなること
逆血(ぎゃっけつ):血液が逆流すること
局麻(きょくま):局所麻酔の略
極量(きょくりょう):中毒症状や副作用の心配のない薬物を安全に使用できる最大量
季肋部 (きろくぶ):上腹部で肋骨に近い部分
筋注(きんちゅう):筋肉注射の略
く
空笑(くうしょう):精神遅滞などで見られる表情で、一人ニヤニヤ笑うこと
駆血帯(くけつたい):採血をするときに血液をうっ血させるために用いるゴム
屈曲(くっきょく):関節を曲げること
クベース:主にNICUで使われる保育器のこと
クラーク:病棟事務職員、医療事務のこと
クランケ:患者のこと(ドイツ語:Kranke)
クランプ:鉗子、医療用クリップ
クリア:意識がはっきりしていること
クリーンベンチ:細菌などが流入しないよう設計された作業台
クリーンルーム:無菌室。高カロリー輸液などの調剤を実施するときには、感染防止の為に無菌室などで調剤することが理想。
グリカン:グリセリン浣腸
クリック:筋肉の痙攣
クリティカル器具:感染させる確率が最も高い血管内や組織内などに挿入される医療機器。例: 針、手術用器具、心カテーテル、体内に留置する器具(バルンカテーテルなど)
クリニカルパス:入院患者の入院から退院までの治療や検査、投薬などが記された計画管理表
グル:グルコース(ブドウ糖)の略
グル音:腸の蠕動運動の音
クループ:偽膜性咽頭炎
グレーデ法:淋菌性結膜炎予防のための新生児への点眼
クレンメ:点滴の調節器具
クロスマッチ:血液型適合試験
け
ケアマネ:ケアマネージャー(介護支援専門員)の略、
ケアリング:看護師が実施するケアを概念化したもの
鶏眼(けいがん):魚の目
経管栄養法(けいかんえいようほう):管を介して栄養や水分などを補給する方法
経口摂取(けいこうせっしゅ):口から飲食すること
経腸栄養剤(けいちょうえいようざい)
経腸栄養法(経鼻栄養法、胃瘻・空腸瘻栄養法など)で注入される栄養剤
経皮(けいひ):「皮膚」を「経由して」ということ
経鼻栄養法(けいびえいようほう):胃や十二指腸の中まで挿入した管から、栄養剤(流動食など)を注入して栄養や水分を補給する方法
経鼻カテーカル(けいびカテーテル):鼻から胃内などへ挿入する管
傾眠(けいみん):放置すると元にもどってしまう意識混濁状態のこと
傾眠傾向:完全な入眠状態ではないが、覚醒しているとも言いがたい状態。うとうと。
下血(げけつ):肛門からの出血
ゲージ:注射針の太さを表す単位。数字が大きくなるほど太さは細くなるので注意。単にG.とも略される。(例)18G.
血ガス:血液ガス分析の略
血型(けつがた):血液型検査の略
血胸(けっきょう):胸膜腔内に血液がたまった状態
結紮(けっさつ):管をしばって内容物が通らないようにすること
欠伸(けっしん):あくび
結節(けっせつ):発疹の一種
結滞(けったい):脈が1拍飛んで触れないこと
ケッテル:ガーゼなどを入れる丸型の金属製容器
血培(けつばい):血液培養検査の略
ケモ:ケモレラピーの略で化学療法のこと
ゲル:コロイド溶液がゼリー状に固まったもの
牽引痛(けんいんつう):引っ張られるような痛み
眩暈(げんうん):めまい
減黄(げんおう):黄疸を減らす処置のこと
検血(けんけつ):基本血液検査の略
犬吠様咳嗽(けんばいようがいそう):犬もしくはオットセイの鳴くような咳
こ
コアグラ:コアグラーゼの略で凝固した血液の塊のこと
口蓋(こうがい):口の中の上側の壁
口角(こうかく):口の両わき
口渇(こうかつ):のどが渇くことで脱水症状の一種
拘禁(こうきん):身体を拘束すること
硬結(こうけつ):炎症などにより皮膚組織などが硬くなること
抗原(こうげん):生体内に侵入して抗体をつくらせ、その抗体とだけ結合して反応する物質。
後出血(こうしゅっけつ):止血後に再度出血すること
抗体(こうたい):抗原と特異的に反応する免疫グロブリンの総称
叩打痛(こうだつう):叩いたときの痛み
硬注(こうちゅう):硬膜外注入の略
喉摘(こうてき):喉頭摘出の略
好発(こうはつ):よく発症すること
硬便(こうべん):コロッとした硬い便
硬麻(こうま):硬膜外麻酔の略
絞扼感(こうやくかん):絞めつけられるような感覚のこと
誤嚥(ごえん):食道を通って胃の中に入らなければならないものが誤って気管内に入ること
呼気喘鳴(こきぜんめい):ゼイゼイやヒューヒューといった呼吸音
姑息的治療(こそくてきちりょう):その場しのぎ的な治療のこと
鼓腸(こちょう):腸管内にガスがたまり腹部が膨れ上がる状態
コッヘル:チューブなどを挟む器具
骨メタ(こつめた):骨メタスターシスの略で癌の骨転移のこと
コート:便
ゴート:痛風
コメディカル:医師や歯科医師以外の医療従事者。コメディアンではありません。笑。
昏睡(こんすい):高度の意識混濁状態で意識障害の一種
コンタミ:コンタミネーションの略で汚染のこと
コンプライアンス:医療者の指示にしたがうこと
昏迷(こんめい):中度の意識混濁状態で意識障害の一種