あ
アナムネ:病歴、既往歴を聞くこと
アレスト:心停止、モニター心電図が一直線になっている状態
アンプタ:切断または切断手術
IM(アイエム)筋肉注射
曖気(あいき):げっぷのこと
IV(アイブイ):静脈注射のこと。
アーチファクト:人工産物のこと、異常所見
アイテル:褥瘡や創などからの排膿
アウス:人工妊娠中絶
悪液質(あくえきしつ):癌などによる全身の衰弱状態。特に末期にみられる。
明け:夜勤が終了すること
アストマ:喘息
アッペ:虫垂炎 * 一般的に「盲腸(炎)」と言われているのは、正確には虫垂炎のこと。
アテレク:肺の一部に空気が入らない状態
アトピー咳嗽(アトピーがいそう):喘息発作を起こさないがいつまでも咳が続く病気です。咳喘息との違いは喘息の代表的な治療薬である気管支拡張剤の効果が不良なことです。
アドミッション:入院
アナムネ:患者本人やその関係者から入院までの経過を聞くこと。ドイツ語「アナムネーゼ」の略
アニソコリア(アニソコ):瞳孔不同(左右の瞳の大きさが異なる)
アフタ:口内炎
アヘン:麻薬の一種で、鎮痛剤・鎮咳剤・催眠剤に使用される。モルヒネ、コデイン、ノスカピン、パパベリンなど。
アヘンチンキ:麻薬のことで、鎮痛剤・鎮咳剤・下痢止め等に使用される
アポる:脳卒中で倒れる事を指す
RI(アールアイ):放射性同位元素のことで、ラジオアイソトープの略
アルコール消毒:消毒用のアルコールで消毒すること
アンギオ:血管造影
アンビュー:人工呼吸時に用いる送気バッグのこと。肺に手動で空気を送り込む為の医療機器。
アンビューバック:手動式人工呼吸器の商品名
アンプル:注射用薬剤の入れ物
アンプルカット:アンプルをカットして、注射器で中の薬液を吸い出す事
い
イレウス:腸管の通過が障害された状態
胃液様(いえきよう):吐物、胃内容物
胃カメラ:上部消化管の内視鏡
易感染性(いかんせんせい):免疫力が低下して感染しやすい状態のこと
意識レベル:意識の覚醒の程度
移乗(いじょう):ベッドと車椅子、車椅子と便座などの場所を移動して乗る移る動作のこと
イソ球(いそだま):イソジン綿球の略
一横指(いちおうし):指一本分の横の太さ
一次救急(いちじきゅうきゅう):病気や怪我などの程度が比較的軽い状態で、外来で対応でき、入院や手術の必要がない救急医療
一過性(いっかせい):一時的であること
溢乳(いつにゅう):乳児が授乳直後に少量の乳汁を口からよだれのように出す現象
一般名(いっぱんめい):医薬品の公式名称
胃泡(いほう):胃の上部(胃底部)に溜まった空気のこと。立位の胸や腹部のレントゲン撮影などで黒く写しだされる。
胃膨満(いぼうまん):胃が膨れ上がった状態
胃瘻(いろう):口から飲食できなくなった人に、口以外の場所から胃に栄養分を入れる人工的栄養補給法。
入り:深夜勤務に入ること
陰圧(いんあつ):外部より内部の圧力が低い状態
陰洗(いんせん):陰部洗浄の略
イン・フォームド・コンセント:説明と同意。患者自身が自らの疾患・治療方針を理解し、医師と対等の立場で話し合い、納得した上で今後の治療にあたること。
インシデント:医療事故が起きる前の事例
飲水(いんすい):水を飲むこと
インスピロン: ベンチュリ―マスク
ベンチュリ―マスクとは酸素投与器具のことで、
高流量システムに分類され、FiO2(吸入酸素濃度)24~50%の安定した酸素を投与することができる。
う
ウィルヒョウ転移:癌の左鎖骨上リンパ節への転移
ウェルニッケ失語:感覚性失語のこと、相手の話している内容は理解できないが、自分は話すことができる
鳥口突起(うこうとっき):肩甲骨上縁にある曲がった突起
齲歯(うし):虫歯
うっ滞(うったい):血流が遅くなったり止まった状態
埋め込み式IVHポート:皮下埋め込み式中心静脈栄養ポート
ウロ:泌尿器科(urology)
ウロペーパー:尿検査用試験紙
え
エアー針(エアーしん):空気針
エイズ:AIDS:後天性免疫不全症候群
ADL(エーディーエル):日常生活動作
鋭匙(えいひ):組織を掻爬するためのスプーン状の手術器具
会陰(えいん):生殖器と肛門の間の部分
腋窩(えきか):わき下のくぼんだ部分
エコー:超音波
壊疽(えそ):壊死した組織が紫色や黒色に変色した状態
エタ注(えたちゅう):経皮的エタノール注入療法
エッセン:食事
エピ:硬膜外麻酔
エビデンス:根拠、裏付け。先輩などにエビデンスを元に働けとかいわれましたよね?
エマジコール:緊急呼び出し
塩カル(えんかる):塩化カルシウム
MRI(エムアールアイ):核磁気共鳴画像法のこと。その名のとおり核磁気共鳴を利用して体内の情報を画像化すること。放射線や造影剤を一切使用しない
炎症(えんしょう):物理的・化学的・生物的などの作用などに対して生体に起こる防御的反応
延食(えんしょく):治療や検査のために食事摂取を延期すること
エント:退院のこと。entlassenの略語
遠沈(えんちん):遠心沈査
塩モヒ(えんもひ):塩酸モルヒネ
お
横指(おうし):手指の横幅を指標とする長さの単位のこと。1横指は約1.5cm。
嘔気(おうき):はき気
嘔吐(おうと):はくこと
凹足(おうそく):土踏まずのアーチが極端に高く変形したもの。
横体(おうたい):成熟した卵胞から排卵後に形成される内分泌組織のこと。
黄疸(おうだん):ビリルビンという色素が血液中に増加して皮膚や粘膜に沈着した状態
OTC(おーてぃーしー):医師の処方箋が無くても買える市販薬のこと。
嘔吐(おうと):胃の内容物を排出すること
横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう):骨格を形成している筋肉がとけだして、横紋筋の中の成分が血液中に流出してしまう疾患のこと。
オージオメトリー:聴力検査、聴力測定のこと。
オートクレープ:高圧蒸気滅菌装置のこと。
オートノミー:自立性、自律性のこと。
オートプシー:解剖、病理解剖のこと。
オーベン:指導医、上司。ドイツ語。
オカルトブラッド:潜血のこと。微量の出血。
悪寒(おかん):さむけ
悪寒戦慄(おかんせんりつ):悪寒の激しく歯もかみ合わない状態。寒気と震え。
オキシベント:気管切開用人工鼻のギベック/トラキベント(商品名)に取り付ける付属品のこと
オクタロニー法:抗体検出法のひとつ。
悪心(おしん):はき気、むかむか感
オステオポローシス:骨粗しょう症のことで、骨がスカスカになり骨折しやすくなる病気。
オストミー:腹部に穴をあけて人工肛門を作るストーマ造設術のこと。
悪阻(おそ):妊娠初期の重いつわり
オバリウム:卵巣のこと。
オピウム:麻薬の一種で、ケシの実から生産されるアヘンのこと。
オピウムイーター:アヘン常習者のこと。
オペ:手術(オペレーション)のこと
オペオリ:術前オリエンテーションのことで、手術前に手術内容などについて患者本人や家族に対して説明をおこなうこと。
オベスティ:肥満症。
オペ患(おぺかん):手術患者
オペ後(おぺご):術後
オペ出し(おぺだし):手術室への移送
オルターナティブメディシン:鍼灸や指圧、アロマテラピーといった代替医療のこと。
悪露(おろ):出産後から産褥期にでるおりもの
オンコール:手術室や検査室から患者の呼び出しがかかること
温湯(おんとう):お湯