もちろん、ダメです。消えてしまう・消せてしまうとなると、鉛筆やシャーペンで書いているのと同じことです。これでは公的文書には使用できません。「ボールペン」と言われると、使ってもいい気がしますがあくまで名前にボールペンというだけで鉛筆と何ら変わらないです。訂正箇所は二重線で訂正印が基本なのにこれではわざわざ訂正している意味がないです。
記録は、油性の黒色のボールペンが基本です。
青のボールペンでもいいところもありますが基本は黒を使うのが良いです。
消えるボールペンというのは時間とともに消えてしまうことが多いです。
摩擦熱で消え60度以上になってしまうと、インクが消えてしまう構造です。
擦れて文字が読みづらくなってしまうこともあるので保管には向いていません。
使うならばメモくらいにしとくことがベストでしょう。
そもそも看護記録とは、看護師が行う看護活動を記録したものです。
内容は看護過程に順ずる場合が多い。
看護記録は対象者にとって質の保たれた看護を提供し、実施した看護を評価する材料とするために行います。また、診療報酬の算定にも使われます。
そして、医療法によって2年間の保存が義務付けられている。
2年間の保存の義務があるのに、消えるボールペンは消えやすいので消えてしまっては看護師の責任にもなります。
裁判で、使われることもあるため自分の身を守るためのことが書かれていた場合
何の意味も無くなってしまっては意味がありません。
水性のボールペンでさえも消えてしまうこともありますので油性の黒色のボールペンを使いましょう。