感染や炎症の指標になるCRPとは

マスク女性

CRPとはC-リアクティブ・プロテインといって細胞のなかに普通に含まれるたんぱく質です。炎症や組織細胞の破壊などが起こると肝臓で生産されて血液中に流れ出し、増加します。
CRP値は感染症や組織破壊による炎症の度合いを反映します。
CRPの基準値は0.3mg/dl以下で、一般的に10mg/dlを超えると入院を要する事が多いです。
従って、細菌感染以外でも膠原病などでも何らかの炎症があればあがります。
しかし、自覚的な炎症所見、たとえば発熱などには必ずしも一致しない
また、癌は、増殖しているだけで壊れないから上がり難いです。
CRPが上昇する疾患は下記の通りで、代表的なものです)

採血22

細菌・ウイルス感染症、リウマチ熱、関節リウマチ、悪性腫瘍、悪性リンパ腫、熱傷、外傷、急性心筋梗塞、外科手術後、抗凝固剤投与時
炎症などが起きてから6時間前後で増え始め、数値の上昇までに12時間程度かかる。また、一度上昇すると薬が効いたとしても数値が下がるまで24時間程度を要するため、発症すぐの場合や治癒直後には指標にはなりません。
たとえば扁桃腺炎や尿路感染症などはCRPが上がりやすい炎症・感染症ですので平気で30くらいまで上がります。
私が見た事があるのは、肺炎で40くらいです。高熱があって、動けない状態でした。

CRPは抗生剤を服薬するとさがるか?
抗生物質は細菌感染症には有効ですが、ウイルス感染症には効果はありません。
感染によらない組織破壊が病態である病気の場合も、炎症が起こっていることには違いはないのでCRP値は上がりますが、このような病気に抗生物質を投与しても炎症そのものは良くなりません。当然CRP値も下がりません。
例として、心筋梗塞、肝炎、膵炎、リウマチ性疾患、はては筋肉痛なども炎症には違いないのでCRP値は上がりますが、筋肉痛に抗生物質を投与しても何の効果もないという事です。